Vol.54 6月尚次郎の子育てコラム

○ 6 月尚次郎の子育てコラム(2025.6)

さて、今回も「子どものIQアップ術」についてお話しします。

今回のタイトルは「お母さんとのお話で頭の回転アップ」です。

お母さんの言葉で、よく

「うちの子は、本当によくしゃべるのよ。」

「ちょっとは黙って静かにしてほしいんだけれど。」

という声もよく聞きます。

しかし、お話し好きの子は、実は、頭の回転が速く、記憶力もよいのです。

記憶力は、記憶にまつわる神経細胞を伸ばすことで、(手足のように伸びるニューロン)アップしてい

きます。

特に、0歳から6歳までの幼児期には、飛躍的に発達します。

この時期に、過去のことを思い出すトレーニングをしておくことで、小学校からの学力に大きく差が出

てきます。

では、どのようなトレーニングをするのか?

それは、先ほど話題になった「会話」です。

親子の会話が、記憶力をアップする秘訣なのです。

格好の時間は、食事の時間。

これは夕食時でも朝食時でもかまいません。

食卓での会話は、子どものIQを高めるのに、大切な時間です。

「今日は、保育園で何をしたの」

「○○ちゃんとは、どんな遊びをしたの」

このような今日を振り返る出来事を、問いかけるたげで、子どもはそれを思い出そうとします。

朝は、

「今日は雨が降りそうね。」

「傘、もっていかなきゃね。」

「お外で遊べないかもね。」

このような会話でも、子どもは空を見上げたり、雨で残念だなあと気持ちを考えたりするのです。

食卓での会話を弾ませることで、IQが飛躍的にアップし、難関大学に合格という例もあるそうです。

また、記憶力だけでなく、論理的思考力も育てます。

お話しすることは、出来事を思い出し、組み立てなければなりません。そこに感情も入れながら話すこ

とで、思考力も育てることができるのです。

余談ですが、これは、認知症のお年寄りの治療にも有効だといわれます。

会話は、場を明るくするだけでなく、頭を鍛え、心を癒してくれるものなんですね。

ぜひ、今日からでも、食卓での会話を実践してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

尚次郎

Vol.54 6月尚次郎の子育てコラム