○ 9 月尚次郎の子育てコラム
さて、今回は「子どものIQアップ術」についてお話しします。
そこで第1回は「IQは楽しい遊びの中でこそ育まれる」という話題です。
みなさんも、幼いころ、砂遊びやおままごと、パズルなどで遊んだ経験はあるでしょう。
実は、そんな遊びから、「IQ」は育成されていくのです。
ただし、ロールプレイングゲームなどの遊びはあまりお勧めしません。基本的にそのゲームしていると
きの脳は、活性化していないからです。
しかし、砂遊びしているときは、様々なことを考えます。
砂遊びの、王道は、まずは、お山をつくります。
次に、トンネルを掘ったり、川をつくったり、そしてダムをつくる。
そこで、子どもは考えます。木の枝を探してきて、道や山に立てたり、水を汲んできて、ダムに入れた
り、川に流したり、次第に空間が広がると、隣の子と組み合わせて、大きな街をつくったり・・・。
遊びはどんどん広がってきます。
その時、子どもの脳は活性化され、神経組織をつなぐニューロンが伸びていくのです。
それがIQアップのもとなのです。
楽しい遊びは、子どもは何度でもやりたいと思います。
それは好きな絵本の読み聞かせと同じように
「また、やりたい!」「もっとやりたい!」
このような欲求は、子どもの学習の意欲につながっていきます。
このような遊びは、普段の家庭の生活の中でも工夫すればできます。
例えば、お母さんと子どもがスーパーに買い物に行きます。
「さあて、今からお母さんが買うものを当ててね」
「それは、黄色くて、甘くて、細長いものです。」
「さあ、何でしょうか?」
このようなクイズやなぞなぞを出してあげると、子どもは喜んでそれを当てようと必死になります。
「答えはバナナ」
「よくわかったわね。○○ちゃん天才!」
このような会話、何ともないかもしれませんが、この積み重ねが、子どもの知的好奇心を引き出すとと
もに、IQアップの基礎をつくっていくのです。
このような子どもの知育教材は、今、市販でもいろいろあります。
ただ、塗り絵をさせるのではなく、数字や記号を結んでいくと、ある絵になるもの
や、遊び感覚で、言葉や文字をつないでいくノートなど、
子どもは、夢中になって遊ぶ時、それはもういわゆる勉強というよりも、遊び感覚になっていることで
しょう。
小学校の先生でも、ただ、計算練習をさせるのか、ちょっと遊び感覚のルールを取り入れて、
計算練習をさせるのか、
子どもの取り組み方、つまり意欲には大きな違いが生まれてきます。
前者は、「もしも、やりたくなくてもやらなければならないこと」
後者は、「やりたくて取り組むこと」
どちらが、IQは伸びるでしょうか?
もちろん後者です。脳は好きなこと、楽しいことをするとき、
やる気物質のドーパミンがどっと溢れでるのですから。
最後までお読みいただきありがとうございました。
尚次郎