Vol.41 5 月尚次郎の子育てコラム

○ 5 月尚次郎の子育てコラム
さて、今回も、「子どもの自立心を育てるために」というお話をしたいと思います。
さて、「子どもの自立心」を育てるための第2回目は、「子どもの食事について」です。
小学生になると、大人と同じように食べさせることができるようになります。楽しい食事でしっかり
栄養をとらせていきましょう。また、食事のマナーも、日常の食事の中で身に付けさせましょう。
「食事のポイント」は、次の3つです。
① 孤食をさけ、食事をする環境をつくる
テレビを見ながら、本を読みながらなど、ながら食事をしてだらだら食べるのはよくありません。
テレビを消して、食卓やダイニングを片付け、食事に集中できる環境をつくってあげましょう。
親子の会話も、日常的な会話を楽しみながらはいいですね。ただ、成績の話や叱責するような話しはや
めましょう。
また、子どもだけの食事(孤食)では、栄養のバランスがとりにくく、食もすすみません。家族そろ
っての食事は、栄養的にも精神的にもとても大切です。みんなで楽しい食事ができるように工夫しまし
ょう。
② 好き嫌いをなくすために
今、小学校では、昔に比べ好き嫌いをする子どもが多くなりました。アレルギーの問題は別として、
単に「嫌いだから」「においがきらい」「味がきらい」などの理由で、食べないという子どもが多いよう
です。
その多くは、はじめから嫌いではなく、乳幼児期の食事にも一因があります。
「にんじんやピーマンなどが嫌い」
という子どもは、大抵幼いときに、食べるのに苦労したとか、いやな経験をしたという体験がある場合
があります。
幼いうちに子どもが「嫌い」というものを、無理に食べさせるのではなく、少しずつ食べさせるや、調
理の工夫をするなどして、慣れさせていくと、何でも食べることができるようになります。
好き嫌いは、肥満の原因にもなります。食生活の洋風化とともに、動物性のタンパク質、動物性の脂
肪の取り過ぎになりがちです。また、それらは、比較的食べやすく、子どもが好みやすいものが多いで
す。家庭料理では、和風メニューなども取り入れ、片寄りのない食事をとるように気をつけましょう。
③ 残さないで完食する習慣をつける
学校給食でも、つがれたものをきれいに残さず食べる子どももいれば、いつも残してしまう子どもも
います。
残してしまう理由としては、
A:嫌いなものが入っている
B:量が多すぎて、食べきれない
C:時間がたりなくて、食べきれない
学校でも、ご家庭でも、今は「無理して食べないで、残していいよ。」という指導をしているようで
す。当然、上のBやCの理由で、食べきれないのに無理して食べさせることはよくありません。
しかし、だからといって残してよいということではありません。
「目の前に出されたものを、最後まで完食する」という習慣は、「何事も、中途半端にしないで、最
後までやり通す」といった心を芽生えさせます。
それは、作文も同じで、あさがおなどの観察日記で、10行分の書くスペースがあれば、10行分し
っかりうめるということも、最後までやり通すといった心を育てます。
また、人は最後までやり通したときに、満足感と達成感をもちます。それがひいては自尊感情につな
がっていきます。
私が小学校の担任をしていた時は、原則お皿につがれたものは完食。(もちろん体調が悪い時はべつ
ですが・・・。)
クラスでは、おかずが入った食缶の中は空っぽにして給食室に返すようにしていました。
それを15年以上毎日、毎年、クラスが変わっても行うことができました。(インフルエンザなどで
多くの欠席者がでたときは別ですが・・・。)
それができたのは、まず自分が食べる量を決め、いただきますの前におかずを増やしたり減らしたり
しておくということです。
おうちでも、あまりたくさんの食事を用意し、お皿についで残させるのではなく、ある程度、自分で
食べる量を決めて、自分でつがせたり、少なめについでおいて後でおかわりさせたりするとよいでしょ
う。
また、学校給食では、時間も限られています。準備片付けまでいれてだいたい45分程度です。です
ので食べる時間は、およそ20分程度となるでしょう。
その時間内に食べることができるように、おうちでもだらだら食べさせるのではなく、ある程度、食
事の時間を決めておくことも大切ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
尚次郎

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