今回から何回かに分けて「発達障がいについて」お話をします。
今、ADHDやLDまたはアスペルガーなど、一般的に発達障がいとよばれる子どもや大人が増えているとも言われています。
でも、それは悪いことでも、卑下されることでもないのです。
特別支援学級に通うお子さんたちは、どこか特別といった意識が強く
どちらかというと、マイナスに捉えられることが多いようです。
しかし、本当にマイナスで卑下されるようなものでしょうか?
私たちは、みんな完全な人間ではないと思います。
例えば、私は近眼で、めがねをかけています
これも障がいといっていいのではないでしょうか。
近眼だから眼鏡という支援物を身につけている。
だから、他の人となかなかコミュニケーションをとることが苦手な人は、
こちらからそれを受け入れて付き合っていくことが大切なのではないでしょうか。
世の中では、できないことわからないことが「悪」という風潮が強いですね。
教育現場において、確かにできないことができるようになっていくことが
教育の効果だと思います。
しかし先生は、
「この問題ができる人」「これがわかる人」
ということがほとんどですね。
「この問題ができない人」「これがわからないなあと言う人」
あまりこの聞き方はしません。
しかし、本当に必要なのは、できない子、わからないという子に光を当てていくことだと思います。
障がいを持っている子は、できない子やみんなより劣っている子ではなく、
人とは違う特性をもった、ある意味すごい可能性をもった子なのです。
どんな子も、すばらしい可能性をもってこの世に生まれてきたのです。
それを見つけて伸ばす支援をしてあげるのが、我々大人の努めなのではないでしょうか。
発達障がいを、一般的に「できない」「他よりも劣っている」
という見方をやめて、
今一度、どんなものかこれから考えていけたらいいなと思います。
次回は「発達障がいの子どもたちへの接し方①」をお話していきたいと思います。
<遺伝子にまつわる今日のひとこと>
最後までお読みいただきありがとうございました。
尚次郎