Vo.10 11月9日 尚次郎の子育てコラム「毎日の言動を通してメンタルを鍛えていく」の第3回目です。

○ 11月9日 尚次郎の子育てコラム

「毎日の言動を通してメンタルを鍛えていく」の第3回目です。

そこで今回は「メンタルを強くする習慣化」という題でお話しします。

「習慣」とは日ごろの物の見方・考え方で決まってきます。

これまでもお話してきたように、子どものメンタルを強くし、集中力を高め、ひいては成績や人間関係もよくしていくためには、親自身の考え方や物の見方が重要なのです。

例えば、わが子の行動や成績など。

子どもに対する見方、考え方から言葉がけの仕方によって

子どもの見方、考え方はおろかやる気や自己肯定感さえ、よくも悪くもなるのです。

例えば、中学生の子がいる家で、これまで少しずつ成績が上がってきた子が、今回の定期テストでは、がたっと落ちたとしましょう。

「せっかく成績は上り調子だったのに、やっぱりだめね。」

「この子は、このままいくとビリになってしまうのじゃないかしら。」

なんてネガティブな思考になったり、あるいは子どもの前で言ったりしていませんか?

ここで、

「ポジティブシンキング」

「大丈夫、きっと大きくジャンプ(成績がグーンとあがる)前触れよ。」

「高く飛ぶときは、思いっきりしゃがんで飛ぶものね。」

といった思考に切り替えてみて下さい。

そして、それをその子に言ってみてください。

子どもは、ある意味その言葉に洗脳されるものです。

「そうか、次はグーンとあがるかも・・」

この気持ちが「やる気」と「集中力」につながっていくのです。

人は希望を見出した時、なんともしれず心がうきうきし始めます。

つまり脳内では「ドーパミン」が活性化しているのです。

また、こんなこともありませんか?

子どもが定期テストで赤点(30点以下)をとってきたとき。

「赤点なんて、あなたはなんてバカなの。」

「どうしよう、いったいあなたは何をやっていたの」

「このままだと、落ちこぼれになるわよ。」

確かにこの危機感は、親にとってみれば当然の心境でしょうし、また、ピンチは人を動かす原動力にもなります。

しかし、これだけではやる気や集中力は長続きしません。

さっきも言った通り、人は希望が見えてはじめて、それにむかって努力できるものです。

そこで、このような言葉かけに変えてみてはいかがでしょうか?

親「今回の結果はどう思う?」

子「悪かった」

親「そうね。毎日、復習はしたかな?」

子「していない。」

親「そうね。じゃあ大丈夫。毎日、授業をおうちで復習すれば、きっと30点ぐらい上がるよ。」

この場合、あくまで冷静に今の現状を見つめさせ、最後に、何をやればいいのか、そしてきっとうまくいくよという言葉を暗示のようにかけてあげるのです。

ポジティブシンキングとは、何もかもプラスでとらえる思考だけでなく、マイナスであっても大丈夫という気持ちと、こうすればうまくいくという気持ちをもいうのです。

つまり、どんなときも常に前向きな思考をいうのです。

親は、たとえ「えーなに」というようなマイナスの状況でも、冷静に

「この子にどんな言葉をかけてあげればやる気がでるか?」

といった視点で考え、言葉かけをしてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

尚次郎

Vo.10 11月9日 尚次郎の子育てコラム「毎日の言動を通してメンタルを鍛えていく」の第3回目です。