○ 3月 尚次郎の子育てコラム
さて、今年3回目コラムでは「子育ての本当の意味」という題でお話ししたいと思います。
以前、あるご夫婦と能力遺伝子検査(すにっぷチェッカー)のことでお会いしてお話しする機会がありました。そのご夫婦には、2歳になるお嬢さんがおられ、お母さんは、子育てをしながらも
「女性がもっときらきらと輝けるように。そんな社会をつくっていきたい」
といろいろなところでコミュニティーをつくり講演活動などをされている方でした。
仕事で働いている女性、子育てに一生懸命頑張っている女性など、あらゆる女性が輝けるようにしていきたい。そういう思いがある方でした。
その方とお話していて思ったのは、やはり子育てとは女性にとっても、一大事業なんだなあということです。
世のお母さんは、子育てをすることで様々な苦労をします。喜びもあれば辛いこともあります。でも、その全てが、実はお母さん自身を成長させてくれるものなのではないでしょうか。
子どもの教育は、やはりその子にとって最も影響力のある母親(母親がいないときは父親あるいは、最も子どもに近い存在の方)の存在が大きいものです。その母親が、心に余裕があれば、子どもにも余裕が生まれますし、イライラしたり心配ばかりしているとやはり子どももイライラしたり不安になったりするものです。
また、子どもは親の気持ちを敏感に感じ取ります。例えば授乳しているときに、物思いにふけっていたり、テレビ番組に夢中になっていたりして子どもに対して心ここにあらずだと、子どももそれを感じ取り、愛情さえも感じなくなるそうです。それはもう動物的な感なのでしょうね。
だから、母親は授乳するときは、子どもの顔を見ながら時折、語りかけながらお乳をあげる方がいいのでしょう。
これらのことから考えても、母親の存在は子育てには大きく影響することがわかります。
お母さんが心の余裕があり、生き生きとした心持ちであれば、きっと子どももすくすくと成長することでしょう。
そういう意味では、やはり母親は自分を磨き、きらきら輝くように成長していかなければならないでしょうね。
それが、親の後ろ姿なのではないでしょうか。
私は常々思います。能力遺伝子検査は、目の前の子どもの成長のためにあると思われがちですが、実は、それだけではないのです。
もちろん子どもの特性を知ることで、子育てや教育に生かしていくというのが直接的な目的ではあります。
しかし、能力遺伝子検査(すにっぷチェッカー)を通じて子どもについて考える、そして母親である自分の言動について省みることは、実は母親自身の成長にもつながっていくのです。
私は思います。親は、子育て(教育)しているかもしれません。しかし、実は、子どもによって親も成長しているのだと。
そうやって人(親)は人(子)との付き合い方を知り成長していく結果、内からも美しくキラキラ輝く女性に変わっていくのでしょう。
子育ては、子どもの将来のための健やかな成長を期して行われるものです。
そして、その過程において、実は、親自身も成長させてもらっているのですね。
子育てしていて辛いことも悲しいことがあっても、それは、自分を成長させてくれている糧だと思って下さい。
そして子どものことでイライラした時、冷静さを失ったときなどは、
「あっ、ここが私の成長のしどころね。」
と自分に言ってみてはいかがでしょうか。
少し気持ちが軽くなり心の余裕ができますよ。
その余裕は、きっと子どもにもプラスになること間違いなしですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
尚次郎